サラリーマン倫太郎のおすそ分け

仕事で適度に活きる術と徒然なるボヤキ

はじまり

 はじめまして。

 サラリーマンの倫太郎です。

 

 サラリーマン生活を30年以上しており、その間、結婚、子育て、持ち家購入、管理職任用、両親との別れ、転職など、色々なイベントを経験してきました。

 まだ、現役ですが、これまでのサラリーマン生活で経験してきたことや気づいたことを皆様に発信し、参考になったり、お役に立てたりすると幸いです。

 

 担当者でがむしゃらに働いていた時に気づかず、今だからこと気づくことも多くありました。あの時、こうしておけばという後悔、それも勉強の一つということもできますが、後悔なく別の選択肢に気づくことができれば、また、違う人生になったのかもしれません。

 

 今までの人生を否定するのではなく、サラリーマンリタイア後も幸せな生活ができるように、これまでを振り返りたいと思います。

 

 本日のテーマは、最初ということで『就職』です。

 

 私は、昔で言う一部上場企業で働いていました。それも学歴フィルタバリバリの会社です。ちなみに、私は有名どころの大学の出身者ではないです。そのような私が、そのような会社に入ることができたのは、ずばり「コネ」です。大学の先生の個人的な。

 

 理系でしたので、最初の分かれ道は、どの研究室に属するか?でした。人気教授を選び抽選に運を任せるか、面倒くさい研究やホームワークが多そうな教授を選び抽選を確実に回避するか?迷いました。

 

 結果、後者を選びました。

 『コネ』の存在があることは知りませんでしたが、前者の教授は企業経験が全くなく学術畑一筋、後者の教授は企業出身者で、大学の中ではすごく新鮮味を感じていたことを覚えています。予想どおりホームワークは多く、研究室で過ごす時間がめちゃくちゃ長かった思い出もありますね。

 

 時間軸を最近10年に進めます。

 サラリーマンとして管理職にもなりましたので、新卒採用の面接官を何度も担いました。面接では、人事部が影の力を発揮します。強制ではないと言いつつも実質的には強制となる人事要望を紹介しますね。

 私が入社した時の最終面接は、役員が面接官でしたが、この5、6年は部長2人と人事担当者の組み合わせで行っていました。

 部長2人が「合格」と判断しても人事担当者が待ったをかけることがあります。

 それは、応募者が有名大学ではないケースです。

 採用枠が埋まっていない序盤戦では、有名大学からの応募者で合格ラインに達する人材が表れた時に備え、応募者への「合格」通知を遅らせるというものです。人事戦略と言えばそれまでですが、コマーシャル等でいくら良いことを言っても、このような人事戦略は如何なものか?と思いますよね。

 他方、理系女性の面接では、難しいかな?という会話になった時、女性社員を増やすために余程問題視しない限り、「合格」にしてくださいとの人事担当者談もありました。なぜ、女性社員が少ないのか、人事として分析することが先だと考えていた時の話ですので、なんだかな~という気持ちでした。

 

 パーパス、ビジョン、ミッションなど、会社が世間に社内に掲げている素晴らしい文言とはかけ離れた世界のような気がしますが、人事担当者は素晴らしい文言を体現化した人事施策と主張しているのでしょう。人事担当者が決めているのではなく、人事担当役員や経営層が決めているので、人事担当者は言われたとおりに動いているだけですけど。

 

 何をもって「公正」「公平」というのか、人それぞれの立場でもあるなあと感じた時でした。

 

【本日の振り返り】

・将来を道を決める重要な選択道に立っていることに、その時点では気づかない。

・会社は何だかんだ言って学歴を好む。